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September 09, 2005

映画を巡る事柄:特集上映「ドイツ時代のラングとムルナウ」

FRFWM

レストア完了から2年を経てようやく日本公開と相成った『メトロポリス』を初め、フリッツ・ラング監督とF.W.ムルナウ監督の、ドイツ共和国時代に手がけた作品の特集上映が、明日から東京で始まります。

シネフィルの人々にとっては既知の作品ばかりなのでしょうが、両監督の名声の高さばかりを聞き作品に接する機会が殆ど無かった私にとっては、今回の特集は実に有り難い。

映画ファンの矜持として、初見の作品に接する時には出来る限り映画館で、という意識がありますが、戦前のサイレント映画ともなるとなかなかそうした機会は巡ってきません。私の場合も『ノスフェラトゥ』はビデオで我慢し、『メトロポリス』は1984年の騒々しいG.モロダー版が唯一の鑑賞。(はるばる三百人劇場まで『M』を観に出かけてみればビデオプロジェクターで上映していた、等と言う悔しい目にも遭いました。)

ラングやムルナウ級の監督でさえ、普通の懐古上映ではなかなか採算の合う物では無い様で、それが一時に15本も集まるのですから豪華なものです。それも今回上映される作品は、殆どが世界各所のシネマテークで出来うる限りの修復を施された「現存する最長版」。当時の社会情勢や権利の問題で失われてしまったフィルムが多い中、これも又随分と豪勢な話。

遅れて来た映画ファンの立場からは、こうした特集上映の存在は大変貴重です。殊に今回は「特集上映」のみでの公開、今後一般の劇場にかかる事も危ぶまれる作品ばかりですから、自身の存命中に映画館で再見する機会は多分無いでしょう。今週末と来週末は、T.バートン監督の新作もR.ハワード監督の新作も『銀河ヒッチハイク・ガイド』も棚上げにして、一日中無色無音の世界に浸る事になりそうです。

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これから映画の紹介もしていきたいです。

Posted by: ch-uno | September 09, 2005 11:12 PM

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