映画を巡る事項:2006年度「日本インターネット映画大賞」への投票
一年の映画の総括、「日本インターネット映画大賞」への投票の時期が今年もやってきました。
本年も「5本以上」の壁を越えられず日本映画部門への投票は断念、外国映画部門のみの投票となりました。
【外国映画部門】
[作品賞投票ルール]
・選出作品は5本以上10本まで
・持ち点合計は30点
・1作品に投票できる最大は10点まで
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『 外国映画用投票フォーマット 』
【作品賞】(5本以上10本まで)
『ローズ・イン・タイドランド』 3点
『ユナイテッド93』 3点
『クラッシュ』 3点
『ジャーヘッド』 3点
『V フォー ヴェンデッタ』 3点
『ミュンヘン』 3点
『ヘンダーソン夫人の贈り物』 3点
『ナイロビの蜂』 3点
『インサイド・マン』 3点
『父親達の星条旗』 3点
【コメント】
政治的・社会的メッセージを掲げた内容の濃い傑作が集まった年頭、ドラマへの回帰が顕著に見られた春先から初夏、正攻法かつウェルメイドな娯楽映画が次々と封切られた夏から秋口へと、今年は様々な領域で傑作を観る事の出来た一年でした。ハリウッド製大作からミニシアター系に至るまで、これほど劇場で裏切られた気分になる事の少なかった年も珍しい。一方でそれは「サプライズの少なさ」の裏返しでもあるのですが、流石に毎年サプライズを期待するのは無い物ねだりというものでしょう。
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【監督賞】 作品名
[クリント・イーストウッド] (『父親達の星条旗』『硫黄島からの手紙』)
【コメント】
同じ事象を題材にして全く異なる2本の映画を一気に撮り上げ、しかもそれぞれの根底に同一のテーマを込めて見せる。画家や音楽家の連作とは労力とスケールの点で圧倒的に難しい挑戦に、飄々と取り組みこれ以上無い程の完成度で成し遂げてしまったのが齢70を超える老人だと言う事実に驚かされてしまいます。
次点は、何度トラブルに見舞われても変わらず非ハリウッド的な題材に挑戦し続ける、もう一人の「反骨の人」T.ギリアム監督に。
【主演男優賞】
[ディヴィッド・ストラザーン] (『グッドナイト&グッドラック』)
【コメント】
本物のエド・マローに似ているか否かとは関係なく、ストラザーンは独特のスタイルと口調を駆使して「あるべきジャーナリスト像」を体現してみせてくれました。その創出したキャラクターの持つ力強さが素晴らしい。
【主演女優賞】
[クオリンカ・キルヒャー] (『ニュー・ワールド』)
【コメント】
無垢の象徴として登場するファーストショットから、諦観と受容に至るクライマックスへ。その演技を通して文字通りテーマを"体現"してしまったキルヒャー嬢の存在が無ければ、たぶん『ニュー・ワールド』はもっと散漫な映画となっていたでしょう。
【助演男優賞】
[フィリップ・シーモア・ホフマン] (『M:i:III』)
【コメント】
今年の彼はやはり『カポーティ』の熱演が印象に残りますが、ここでは"ホフマンに化けたトム・クルーズ"を演じる場面で完璧にクルーズの形態模写をやってのけた数分間をより重視したいと思います。
【助演女優賞】
[レイチェル・ワイズ] (『ナイロビの蜂』『エラゴン 意志を継ぐ者』)
【コメント】
回想シーンに登場するだけなのに主人公の行動原理と物語の推進材となってしまう、『ナイロビの蜂』の彼女の存在感は素晴らしい。それほどの実力の持ち主なのに、平気でCGドラゴンの吹き替え等という役も引き受けてしまう節操のなさも含めて、ここ数年は私の一番御贔屓の女優さんです。
【新人賞】
[ジョデル・フェルランド] (『ローズ・イン・タイドランド』)
【コメント】
節度を持ち合わせた監督なら絶対子役にやらせない様なシチュエーションが続出するこの映画、ジョデルの存在が無ければ実現も危うかったでしょう。ギリアム流諧謔から主題を読み取ってみせた直感力は、子供特有のものなのでしょうが見事です。
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この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意します。
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Comments
2006年度日本インターネット映画大賞のご投票ありがとうございました。
集計結果がすべて揃いましたので、正式発表いたします。
作品賞ならびに各賞全ランキングは、こちらをご覧ください。
http://www.mirai.ne.jp/~abc/movieaward_test/kontents/index.html
Posted by: 日本インターネット映画大賞スタッフ | February 13, 2007 09:59 AM
突然で申しわけありません。現在2007年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。投票にご参加いただくようよろしくお願いいたします。なお、日本インターネット映画大賞のURLはhttp://www.movieawards.jp/です。
Posted by: 日本インターネット映画大賞 | December 22, 2007 10:37 PM